アトピーを治したい。有機野菜のおいしさが導いた家族の食生活

うちの主人がアトピーなのですが、思った通り子どもにも遺伝してしまいアトピー体質で食材にこだわるようになりました。主人は卵を食べるとかゆみがひどくなってしまうのですが、子どもの方は特に牛乳を飲むとひどい症状になってしまうので牛乳を摂らないよう代替できるものに替えていました..

食材には本当に気をつける日々でした

それを機に野菜もできるだけ安心して口にできるものがいいなと思い、有機野菜を見つけました。自分自身で家庭菜園もしていますが、毎日の食卓をまかなえるほどの量は育ちません。なのでスーパーに行くことにしました。

うちの近所のスーパーに売られている有機野菜は種類が少なくもっといろんな野菜を食べさせたいと思い、色々情報収集をしたところ、ネット通販で購入できることが分かりました。

早速注文してみると、産地から泥がついた状態で送られてきてびっくりしましたが、子どもは土付きの野菜に大喜びでした。この土が美味しい野菜さんを作ったんだよと言いながら、親子で野菜を洗うのがとても楽しかったです。

実は子ども自身は野菜が好きかというとそうでもありません。生野菜は食べませんし、気まぐれで口にしてみたりする日あれば一口も口にしない日もあったりで食べムラがあります。

正直食べる食べないは別にして、私自身が子どもに体にいいものを用意しているという自己満足で始まりました。なので有機野菜を食べること自体はそこまで期待はしていませんでした。

食卓に並んだ有機野菜の数々を、主人は「野菜の味が濃い」とそれは驚いて口に運んでいました。私もどんな味なんだろうとワクワクしながら口にしましたが、主人の言っている意味がよく分かりました。とにかく味が濃い。野菜ってこんなに主張するんだと、びっくりしました。

そんな私たちを見て自然に野菜に手を伸ばした子どもでしたが、「この野菜なら食べられる」と一言。普段は肉や魚といったメインばかり食べる子どもですが、今回は野菜をメインに食べていました。

中でもトマトがお気に入りだったようで、今までは青臭い独特の感じが苦手だったようですが、味が甘くておいしいと好評でした。

この瞬間から有機野菜を毎日の食卓に乗せることを決意しました。主人も体に優しいからと喜んでくれています。野菜を変えてから、子どもの野菜を食べる率があがったことが目に見える効果でしたが、家庭菜園もはまって毎日水をやったり収穫したりしていて嬉しい食育の効果でした。

アトピー自体がよくなっているかと言えば、全くその辺は分かりませんが、ただ家族みんなが風邪をはじめとする病気をしにくくなったというのは実感しています。アトピー自体は治ってはいませんが、症状が軽くなったかなという感じはなんとなくしています。

野菜が美味しくて野菜をとる機会が増えたからかもしれませんが、嬉しい目に見えない効果です。シンプルな調理で十分美味しくいただけるので、料理も時短になりましたし、最初は少し値段が高めだなと思いましたがこれだけ我が家に野菜を食べる機会をくれたというだけでも、それだけの価値はあったと思います。