子どもは野菜が嫌いなのではなく、美味しくない野菜がキライなんです

かぼちゃとニンジンがホクホクでおししい!

私の家庭には野菜が苦手な4歳の甥っ子がいます。食が細いので、ちょっと苦いピーマンなど、少しでも味の良くない野菜があれば、すぐに口から出したり跳ねのけてしまいます..

野菜が苦手な食べ物?

お野菜は美味しくないもの・・

仲の良い甥っ子なので、「食べなさい」と強く言いにくい部分もあります。デリケートな性格の子なので、幼少期の嫌な記憶になると困るなという思いがあり、母である妹も困っていました。

私が料理好きなので一家の食事は私が担当していますが、子どもは正直なもので、細かく刻んでわからないようにしたり、濃い味付けで食欲をそそるように工夫しても本当にダメでした。

よくよく考えると、普通にスーパーで売られている野菜は生産農家の違いで、時折大人でも美味しくないなと感じることがあります。しかも、甘みが薄いといった味の問題だけでなく、いくら加熱してもゴリゴリと堅い食感や、繊維っぽい歯触りのものもあるなと気付きました。

私は家庭菜園の経験があるので、美味しい野菜はどのようなものか、ということをある程度理解しているつもりです。そこで、スーパーの特売ではほとんど手に入りませんが思い切って有機野菜に切り替えてみることにしました。もちろん家族も大賛成でした。

有機野菜は大型のスーパーで購入できるものもありますし、ネットで取り寄せることもできます。セットで何種類も入っているネット通販はやはり便利だなと感じます。

野菜自体が苦手ではない

有機野菜のニンジンを使ってバターでソテーをしたところ、甥っ子は「お菓子みたいに甘い、もっと食べたい」と言いました。私が食べても甘みはやはり濃厚で、大成功だと思いました。

また、今は苦味のほとんどないピーマンや、栗のようなホクホクしたカボチャもあります。キャベツは旨味や甘みが濃く、そして柔らかく、ドレッシングなしでもパクパク食べています。結果的に、甥っ子は今ではほとんどの野菜を美味しいという様子で食べています。

あの時、有機野菜にしてみようと思い立たなければ、今でも甥っ子は、食卓で眉間にシワを寄せながら野菜と格闘していたことと思います。

有機野菜は農薬や化学肥料を使わず、有機肥料や土の中の微生物を育み、長い年月をかけて土を改良して野菜を作っています。野菜の旨味や柔らかさは、そのような土の力が作ったものです。

初めて食べる野菜が不味ければ、その後もずっと野菜は不味いという印象を持つのは当然です。

幼少のうちに本物の野菜の味を味わわせることができ、本当に良かったなと思います。在庫切れで普通の野菜を使った時には、甥っ子が若干おかずを残しがちだったのが記憶に新しいところです。

また、有機野菜は一般的な栽培方法で作られた野菜と比べて栄養価が高いように感じます。おそらく、健康な土で作られた野菜もまた健康なのだと思います。品種もあるかもしれませんが、栽培方法の違いでこんなにも差があるのだなと感心させられます。

初めのうちだけでも、美味しい野菜を用意し、野菜を自分から好んで食べるという環境を作ってあげることが大切なんだなと痛感しております。

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みなさまの体験談